洋服 宅配 買取が受け入れられる社会

投資信託とは正反対だ。 このような現実に対して消費者ができることは、手数料というコストを横並びで比較して、手数料は安く、運用利回りが高いものを選択するしかない。
なお、手数料の水準については投資信託だけの問題ではない。 第4章で述べる変額個人年金保険についても同様の問題が登場する。
金融機関で金融商品の購入などの金融取引を行うに当たって、基礎的な金融知識を備え、金融意識を醸成することが消費者にとって重要なことではある。 たとえ消費者が充分な金融知識や金融意識を備えていたとしても、金融機関の説明義務は存在し、それはいくら強調してもし過ぎることはないはずだ。

過去の事実を今一度確認して、金融商品取引の歴史を知ることは、今後の金融取引に生かすうえで、消費者・金融機関相互にとって重要なことだ。 第1章でも述べたように、90年代初めよりワラント(新株引受権)や変額保険などさまざまな金融商品に関連して多くの金融被害が発生し、それに伴って訴訟が起こされた。
裁判では準備書面によって原告側(被害者側)と被告側(金融機関側)が双方の主張を展開していくのであるが、その過程で金融機関側から頻繁に用いられた言葉が、すでに述べた「自己責任」あるいは「自己責任原則」という言葉であった。 たとえば、ワラントのように商品の中にオプションが組み込まれており、価格の動きが複雑、かつ権利行使期限を過ぎてしまえばただの紙くずになる金融商品について、金融機関側から金融商品の特性に関する説明がなかったにもかかわらず、単に取引確認書に消費者が捺印してあるからと言って、消費者に自己責任原則を適用できるであろうか。
より具体的に示してみよう。 たとえば、金融機関側からワラントについて以下のような商品説明があったとする。
ワラントは株式と似ているが、株価が上昇した時に株価上昇率以上にワラント価格は上昇する誤った説明を消費者に対して行い、取引確認書に捺印させても自己責任原則が適用されないのは当たり前だ。 しかし、日本では、1990年代の半ばまで消費者の自己責任原則を理由の一端として、訴えを却下する判決が相次いだ。
また、たとえば変額保険でも、保険会社に支払う保険料を銀行から借りる(借入金利7〜8%)。

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